良い睡眠を十分にとることは、健康で長生きするために大切なことです。良い睡眠が十分にとれていない状態が続くと、高血圧や心血管障害などの生活習慣病の原因の一つとなります。また、昼間疲れやすかったり眠くなったりすることで、仕事や学業に影響したり、交通事故等の重大な事故の原因ともなります。また、不眠はうつと深い関連があると言われています。
良い睡眠をとれているかどうかは、ある意味心身ともに健康のバロメーターともいえるのです。
良い睡眠とは、睡眠の時間が十分にとれていることと、質の良い睡眠がとれていることの両方で成り立ちます。
一般的に大人の場合6時間から8時間の睡眠が必要と言われていますが、必要な睡眠時間は人によって違い、また年齢によっても違ってきます。子供はより長い睡眠時間が必要ですし、年をとってくると自然に睡眠時間も短くなってきます。
一方、睡眠の質が悪いと、何時間寝ても疲れはとれず、健康にも悪影響及ぼします。床に入ってもなかなか寝付けなかったり、途中で頻繁に目覚めてしまったり、最も気を付けなければならないのは、寝ているつもりでも実はよく眠れていない病気の存在です。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome=SAS)は、眠っているときに呼吸が止まったり、弱くなったりする病気です。
殆どのSASは、眠ると筋肉の緊張が弱まり、舌などで空気の通り道が狭くなったり塞がったりすることによって起こります。空気の通り道がだんだん狭くなってきたときに空気が振動することでいびきをかき、完全に閉じてしまうと、ピタッといびきが止まり呼吸も止まります。
肥満が大きな原因ですが、日本人の場合、もともとあごが小さかったり後退していることも原因となっていて、日本では300万人以上の方がSASと推定されています。
眠っている間のことなので自分では気づきにくく、また健康を害している自覚が少ないため、多くの人がこの病気に気づかないまま日常生活を送っていますが、呼吸が止まるたびに血液中の酸素レベルが低下して脳で覚醒反応が起こり、睡眠の質が悪くなります。そのため、何時間寝ても昼間眠くなったり、注意散漫になったり、疲れが取れないなどの症状を伴います。SASの人が居眠り運転を起こすリスクは、そうではない人の約5倍(28.2%)という調査結果があります。
また、最近ではSASが生活習慣病や循環器疾患と深い関わりがあることが明らかになってきています。
睡眠時無呼吸症候群は診断も治療も確立されており、適切な診断と治療を受ければ、健康な人とほとんど変わらない状態を維持することができます。
最近の生活の中で、次のようなときに眠くてうとうとしたり、眠ってしまう事がありますか?自分で点数をつけて、合計点数を出してみましょう。
【点数のつけ方】
眠ってしまうことはない=0点
たまに眠ってしまう=1点
しばしば眠ってしまう=2点
だいたい眠ってしまう=3点
座って読書している時点
テレビを見ている時点
人の大勢いる場所で座っている時(会議中や映画を見ている時など) 点
車に乗せてもらっている時(1時間くらい休憩なしでずっと乗っている時) 点
座って誰かと話している時点
昼食後静かに座っている時点
午後横になって休憩している時点
運転中、渋滞や信号待ちでとまっている時点
合計点数: 点
合計点数が11点以上だと睡眠障害の可能性があり、その原因の1つとしてSASの可能性があります。
合計10点以下でも、次の症状がある方はSASの可能性があります。
次の症状は、昼間の眠気以外のSASの主な症状です。思い当たる症状がある方は、
SASの可能性があります。
昼間の眠気が強いにも関わらず上記のような症状がない場合は、別の睡眠障害の可能性も考えられます。早めに睡眠の専門医を受診しましょう。
早めに専門医を受診してみましょう。
また、睡眠検診を受けて、まずは自分の睡眠状態をチェックしてみることもできます。
(日本睡眠総合検診協会へリンク)
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